初めての八王子城

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    体育の日、というわけではないが、
    せっかくの休み、しかも三連休に家でじっとしていられようか。
    「どこへ行こう?遠出するにはもう遅いし、かと言って近所をウロウロしてもつまらない...」
    と、その時思いついたのが、以前から「なんとなく行ってみたい」と思っていた八王子城跡。
    ググってみると、「まあ、なんて素敵な曳橋」の写真。高尾駅の北口から城跡公園行のバスまである。これは行ってみるしかない。
    城跡公園行のバスは土日祝日のみ運行で1時間に1本。三鷹から特別快速は座れそうにないからと一本後の快速電車に乗った。高尾駅についてバスの時刻表を見たらあと50分もある。歩いて行こうという発想もなく、高尾駅周辺を散策して時間を潰すこととなった。特別快速に乗っておけば...
    八王子城跡公園に着いたのは、もうお昼をまわっていた。バス停の隣にガイダンス施設がある。まあ立派な建物。入場無料みたいなのでちょっと覗いてみることにした。正面のプロジェクタのスクリーンには八王子城とその落城の物語が流れている。おじさんが一人眠そうな目でそれを眺めている。きれいなトイレを拝借し、案内図をもらったところで山頂の本丸曲輪を目指す。目安として40分程度だそうだ。
    城跡公園。その「公園」の文字に騙されたのかもしれない。管理施設の手前から右に折れ鳥居をくぐって「新道」を登り始める。最初のころは、「こんなものだろう」と元気いっぱい登っていたが、石がゴロゴロ、石段も結構な段差があって歩き難い。おまけに履いているのはふつうのスニカーだ。普段の運動不足もあって体力の消耗が激しい。ヒーヒー言いながらやっと「金子曲輪」に辿り着いた。ちょっと休憩してから再度登り始める。すれ違う降りてくる人たちはさすがに涼しい顔だ。いがいと老夫婦が多い。元気なおばあちゃんの前で「疲れた」なんて顔はできません。
    「柵門台」八合目で再び休憩。もうヘトヘトだ。しかし、ここから九合目までが一番辛かった。つづら折りの道が細く険しく続く。ようやく九合目「高丸」まで登った。すでに40分たったぞ。この先最後の地獄が待っているかもしれない。と覚悟を決めたところで、視界がぱっと開けた。道が水平となったところで、やはり老夫婦が「あれが西武球場なの?」と仲良く景色を楽しんでいる。自然と足が止まる。しばし眺めを楽しむことにした。でも、新宿はどこだろう。きっと見えているはず。
    景色を楽しんでから、水平な道はわずかに下りとなって右に曲がると、おおっ、建物が見える。これが八王子神社か。
    階段を上ると寂れた感のあるお社が鎮座している。その裏手にさらに登り階段があり、どうやらそこから本丸跡へ登って行けるらしい。最後のひと踏ん張りとばかりに一気に山頂まで登りつめた。山頂の曲輪は予想より狭い感じだ。高幡城跡よりやや広いくらいだろう。小さな祠があり、その横に「八王子城本丸跡」の碑が立っている。
    本丸から松木曲輪に降りて持参したおにぎりで短いランチタイム。この後、御主殿へ行くからあまり時間に余裕はない。
     
    さっき登ってきた道を急ぎ降りる。しかし、石がゴロゴロして本当に歩きにくい。そんな中、杖を片手に元気に登ってくる古希も過ぎているようなおばあちゃんとすれ違う。確かに、本格的なトレッキングを好む人には物足りないが、元気なおじいちゃん&おばあちゃんにはちょうどいい山道なのかもしれない。若い人なら30分もあれば山頂まで登ってしまうだろう。50代には、日頃の運動不足を自覚するのに手ごろな感じだ。
    管理棟まで降りてきた。登る前は気が付かなかったが、北条五代や八王子城落城について解説したパネル(タイル?)があって、初めての訪問者には有難い。管理棟の前にはボランティアのおじさんたちが世間話をしている。頼めばガイドをしてくれるらしい。でも、ひとりだと頼みづらいね。管理棟から御主殿の案内にしたがって階段を降りていく。「曳橋は通行できません」と張り紙が。ええ!そんなぁ。いかにも八王子城のシンボルです的に露出している曳橋が渡れないなんて。階段を降りて沢沿いに歩いていくと沢の向こうへ渡る橋が架かっている。曳橋へはこの橋を渡っていく。橋を渡らず川沿いに進むと御主殿へとつながる。WEBで紹介されていた「曳橋を渡って御主殿に入り、そこから沢の方に降りて曳橋を下から眺めて帰る」というコースを思い描いていた私は、もちろん橋を渡り大手門跡から古道を通って曳橋を目指す。もしかしたら通れるかもしれないじゃないの、という妄想に「通行止め」の4文字が立ちはだかる。目の前に橋は架かっていて、その先に目的地があるのに。。。
    橋まで戻って御主殿を目指す。右手に目を見張るような石垣が見えてくる。そして先ほどの曳橋が頭の上で沢を跨いでいる。曳橋を支える柱に「ここに停まると危険です」の貼り紙がしてある。いつ崩れてもおかしくないってことなのでしょうか。怖っ。
    左手に御主殿の滝と花が供えられている石碑があり、その少し先の急な坂道を登ると御主殿だ。芝生の緑が目にやさしい。登って左側には広いステージのような屋敷跡がある。芝生の中から敷石が規則性を持って並んでおり、ここに屋敷が立っていたことを示している。御主殿の周りは高さ3メートルくらいはあると思われる土塁に囲まれていて独立した空間を作っている。ステージの反対側にある門の外は石段が続いていて、さきほどの曳橋はこの下につながっている。ああ、それにしても曳橋を渡ってみたかった。
     

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