住吉城址(鎌倉)

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    鎌倉の旧所・名跡の中で和賀江島を知っているという人はかなりのツウだと思う。

    134号を飲み込む(つまりトンネル)小高い山が扇山。鎌倉側の飯島バス停から扇山の麓を通って小坪に抜ける。今は埋め立てられているが、古の海岸沿いの狭い道が住宅地の中に残っている。と目の前に駐車場。海側にプール、運動場、そしてマンション群。気を取り直して山側を見上げると正覚寺への古い石段。そのさらに上に住吉神社の社がある。一応、地図上ではここが住吉城址となっている。

    正覚寺への階段を登ってみたが、住吉神社への石段が見つからず、いったん階段を降りて迂回してみる。狭い坂道を登ると民家と民家の間に登り口らしき小道を発見。正覚寺の本堂の屋根と同じくらいの高さの小道を進む。すぐに正覚寺の墓地から登ってくる石段の上の平場に出る。その奥に住吉神社へ登る石段。石段のステップ幅は20センチもないくらい狭く、さらに角が取れて丸くなっている。昇るのは問題ないが、降りるときは怖そうだ。滑らないように慎重に昇る。住吉神社の社がある曲輪跡も非常に狭い。城と言うより、見張り櫓や兵士たちの詰小屋を小山のそこかしこに配置した砦のようなものと考えるべき。

    三浦半島の新井城に立て籠もる三浦氏を孤立化させるための拠点が玉縄城であるが、個々の街道の通行も厳しく目を光らせていたはずである。住吉城もそうした街道(小坪路)を抑えるためと思われる。さらに海上を通る船にも睨みを利かせていたことだろう。

    三浦半島の閉鎖に関しては、当時の道路状況をまず把握しなければならないのだろうが、東海岸(横須賀側)の方はどのような状況だったのか気になるところだ。浦賀水道を挟んで里見の水軍も控えており、こちらを完全に抑えるのは相当難しい気がしてならない。恐らく、山が海のすぐ近くまで迫ってきており、軍勢が進むだけの街道が整っていなかったのではなかろうか。鎌倉から海岸沿いに進むか、山の中を通る道があっただけかもしれない。機会があれば調べてみたい。

    住吉神社以外は城郭跡らしきところも特にないので、街道跡と思われる路地や坂道を無計画に歩き廻った後、小坪坂を抜けて名越の切通を目指して歩いた。衣張山から荏柄天神・鎌倉宮を通って獅子舞から天園、市境広場を通って金沢文庫まで歩いた。

     


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