松井田城

0

    松井田城は碓氷峠の防衛上、最重要拠点であったろう。

    山中城と松井田城がいとも簡単に落ちたことは、北条にとって大誤算だっただろう。

     

    JR信越本線・西松井田駅から徒歩約30分 とのこと。登城口は 36.318009, 138.797229

     

    合わせて近隣の城跡を廻りたいが、候補としては磯部城(磯部駅)、安中城(安中駅)。どちらもいまいち。高崎まで戻って高崎城って手もあり。足を延ばして沼田城。

    沼田まではさすがに時間がかかりそうなので、同じ安中市の後閑城を訪ねることにした。ただ、駅から遠い・・・・

     

    三鷹駅を朝の5時に出発。いい歳をして青春18切符で西松井田に向かう。中央線、山手線、埼京線、高崎線、信越線と電車を乗り換え

    西松井田の駅に着いたのが8時半。駅の南側には一度見たら忘れられない妙義山がどっしりと座しており、さらにその西側には白く輝く峰から白い噴煙を上げる浅間山が顔を覗かしている。いい天気でよかった。

     

    西松井田駅から北へ向かう。道路脇には「松井田城跡」の道標が出ている。GoogleMapの指し示すコースに一致しているので疑わずに進む。左手に補陀寺。大道寺政繁の菩提寺であり補陀曲輪が置かれていたらしい。裏手の山を見上げてみると、なるほど何かありそうな匂いがプンプンしてくる。今日の予定は盛り沢山のため寄り道せずに前へ進む。

    GoogleMapは国道18号を歩かせる。妙義山は綺麗だが脇を走る車はみな80km/h。歩道はあるが誰も歩かないのだろう、山側の樹木の根っこが歩道の下まで廻りこみ、自転車では走れないくらいの凸凹道になっている。「松井田城跡」の道標を発見。思ったよりも遠くない。蕎麦屋の前を通って国道から降りると左折して山の中へ向かう道路をさらに進む。ここから山道だ。登りが続くのかと思ったらすぐに下り坂になった。山の北側へ廻りこむためその先は登城口まで緩やかな下り坂となっている。帰りのことを思うと憂鬱にさせるくらい長いくだりだ。ゴルフ場が見えたところで登城口の道標。そこからやっと上り坂になって5分ほど登ると狭い駐車スペースがある。駅からここまで約45分。車が通れない山道の入口までようやく辿り着いた。

    予習してきた内容によると、「水の手から本曲輪を目指すとよい」とあった。駐車場から堀切をいくつか越えるとすぐに水の手方面への分岐点に出る。迷わず水の手を目指した。次第に足元が心細くなってきた。これだけのビッグネームの城であれば、訪れる人は少なくない。人が歩いている道は初めて来た者にとっては何より心強い道標なのだが、「水の手」の案内板から先は、道はあるが最近誰かが歩いた風に見えない。上で繋がっているのだから無理することはない。引き返して本曲輪方面を目指す。

    途中、「連続竪堀」の道標があったが「帰りにしよう」と前に進む。本曲輪と二曲輪の間の堀切へは思ったよりあっけなく辿り着いた。まずは本曲輪とある方から。東奥に虚空蔵菩薩のお堂がある。その先は尾根伝いに何かありそうな気配だったが、すぐに堀切にぶつかる。堀切の底も先も樹木で見えない。諦めて引き返す。曲輪の周りは南側を除くと切岸で囲んである。土塁らしきものは見えない。南側はその先端が物見櫓跡である。現状木々で邪魔されてはいるが、正面に妙義山が見え、麓を通っていたであろう街道もばっちり見えていただろう。櫓跡から引き返そうとすると、右手に下って行く小道があるのに気が付いた。もしかしたら水の手から進んだ場合に遭遇したであろうS字堀や安中曲輪へ繋がっているかも。期待を胸にやや急な小道を慎重に降りた。

    予想は当たっていた。堀切の底を通りさらに直進すると安中曲輪に至る。さらに堀切で寸断された尾根が続いている。安中曲輪を堀切側へ降りると「竪堀」の道標があり、さらに進むと「S字堀」の道標が。右手に空堀が続いている。これがS字堀か?と前進を試みたが倒木が多く10メートルほどで引き返した。堀切の竪堀と反対側の方はハイキングコースがあるのだろうか、「松井田バイパス」とある道標。これは今朝通った国道の方に降りる道があるようだ。残念ながら「帰りにした」連続竪堀を見るためこのコースは見送り。安中曲輪と反対側の尾根に登ってさらに進む。左側は先ほどのS字堀、右は切岸、その向こうに妙義山。ハイキングコースとしては申し分ない。

    本曲輪に戻って、今度は二の曲輪の方へ。

    馬出しを通って堀切を渡ると二曲輪。こちらも南側は切岸となっているが、北側には土塁がしっかりと残っている。さらに進むと携帯のアンテナが建っている。ここはやはり物見櫓跡だったらしい。その先はやはり堀切のようだ。急な傾斜だが、人が登り降りできるような足場がある。降りてみようかと思ったが、胃の調子がよくない、という理由で見送った。降りて行くと連続空堀があるらしい。ここで重大な思い違いがあった。本曲輪へ向かう途中にあった「連続竪堀」とこの先にある「連続空堀」を同じものと勘違いしてしまった。ここを降りなくても見られる、そう思ったのだ。

    二の曲輪を後にした。もちろん連続竪堀に寄る。道標に沿って進んで行くも、どう見ても二の曲輪との間には深い谷がある。このまま進んでも二曲輪の下には出られない。すぐに理解したものの、ここから二曲輪まで引き返す気力はなかった。ともかく、連続竪堀を、と進む。残念ながら竪堀は藪の中。おそらくここに竪堀があるだろう、そう想像力を働かせて斜面を見下ろしてみても見えないものは見えない。

     

    その後、西松井田駅に戻って磯部駅まで移動。磯部城跡は手入れの行き届いた公園となっている。期待していなかったがコンパクトで遺構の保存状態も素晴らしい。

    そこから後閑城跡公園に向かう。徒歩で1時間近くかかった。本当に公園だ。後閑城から日に5本のバスで安中駅方面へ移動して帰路についた。

     

    松井田城の整備状況は必ずしも良好とは言えない。せめて倒木を撤去して通路は確保して欲しい。使用目的が松井田城跡の整備費であれば、安中市のふるさと納税に応じてもいいかもしれない。

     


    この記事のトラックバックURL
    トラックバック

    calendar

    S M T W T F S
         12
    3456789
    10111213141516
    17181920212223
    24252627282930
    << November 2019 >>

    kanken3

    selected entries

    categories

    archives

    recent comment

    recent trackback

    recommend

    Dropboxポケットガイド
    Dropboxポケットガイド (JUGEMレビュー »)
    大河原 浩一
    iPhone・iPadユーザーには必須のDropbox。

    recommend

    Flex4プログラミング入門
    Flex4プログラミング入門 (JUGEMレビュー »)
    宮田 亮
    取り敢えず、こちらも抑えておきます。

    recommend

    Flex&Flash Builder 4 による Webアプリケーション開発ガイドブック
    Flex&Flash Builder 4 による Webアプリケーション開発ガイドブック (JUGEMレビュー »)
    クジラ飛行机
    ようやく出てきたFlashBuilder4関連本ですが、サンプル豊富で初心者にも大変分かり易く出来ている。感謝の一冊になるかな・・・

    recommend

    recommend

    Through the Looking Glass
    Through the Looking Glass (JUGEMレビュー »)
    Siouxsie and the Banshees
    スージー&バンシーズというとパンクバンドの代表選手だが、このCDに収められている60年代から70年代の名曲の数々が彼らの音楽に繋がっているっていうのが分かります。

    links

    profile

    search this site.

    others

    mobile

    qrcode

    powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM