「サンキューちば」で城めぐり

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    サンキューちば切符で上総・安房の城めぐり。

    初日はJR内房線で佐貫城・造海城・岡本城・稲村城、二日目は一宮城・小浜城を巡ったあと、いすみ鉄道で万木城・大多喜城を訪問。

    帰りはいすみ鉄道、小湊鉄道で五井まで出て帰った。

    房総の城は、なんか違う。尾根筋に曲輪を作るのでなく、尾根を城壁替わりに使っている。尾根の両サイドは削って切岸化してある。

    容易には尾根に登ることができないし、登っても降りられない。岩と粘土質の土壌は水はけが最悪で非常に滑りやすい。

    岩を削るのを房総の人たちはまったく苦にしていないような気がする。ほぼ垂直に削った岩が普通にあちらこちらにある。

     

    稲村城の本丸跡からは館山市内、その向こうの海までよく見渡せる。そうか、ここからは三浦半島は見えないのだ。里見氏は三船山合戦(1567年)で上総・安房の支配権を確立し、 房相一和 (1577年)で北条と和議を結んだのち三浦半島が見えない館山に本拠を移している。やっと北条から解放された心持だったのかもしれない。

     

    館山城は行かなかったが、電車乗り換えで時間が少々あったので館山で降りてみた。「里見氏を大河ドラマに」という幟が目につく。大多喜に行くと「本多忠勝を大河ドラマに」である。面白いドラマができるのなら誰が主人公でも構わないのだが、何故、大多喜で本多忠勝なのだろうと思う。どうしてもここまで本多氏に思い入れがあるのか理解できない。本多氏の知行は高々30年弱、しかも大多喜城は本多忠勝が作ったように言われているが、元々あった小田喜城を改修しただけ。他にいったいどんな貢献があったのだろう。観光資源として使えるものは何でも使ってしまえ、ということかもしれないが、大河ドラマは少々身の丈知らずのような気がする。


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